【修理】ワンダースワンをビネガーシンドロームから救う【自己責任】

ビネガーシンドロームになってしまった液晶画面を修理する

ワンダースワン本体画面A

1999年に発売された「ワンダースワン」。

ゲームボーイの生みの親、横井軍平さんが任天堂を退社し、新たに企画・開発に携わった携帯ゲーム機です。

あれから20余年。久しぶりにワンダースワンを出して見ていたら液晶画面に黒ずみが。

保管状態が良くなかったのでしょう。液晶画面がビネガーシンドロームに侵されてしまいました。

これではゲーム画面が綺麗に映らず、満足に遊べません。さっそく修理をおこないます。

ビネガーシンドロームとは?

ワンダースワン本体画面G

ビネガーシンドロームとは、フィルム等が湿気や熱によって化学変化をおこし、酸化してしまう現象のことです。

ビネガー(酢)という名前の通り、酸っぱい臭いがします。

「ゲームボーイポケット」でもそうですが、偏光フィルムが酸化を起こし黒ずみを発生させてしまうのです。

なので偏光フィルムを新しいものに交換して、再び綺麗な画面で遊べるようにします。

準備するもの

・偏光板

・工具セット

ワンダースワンには六角星形(ヘックスローブ)の特殊なネジが使用されており、そのネジにあったドライバーが必要になります。

個別に購入をするよりも工具セットでまとめて購入したほうが、安く手に入れることができます。

機器の分解が好きな人には必需品をなるでしょう。

分解をしていく

ワンダースワン本体画面B

さっそく分解をしていきます。

前述したとおり、ワンダースワンは六角星形の特殊なネジが使用されています。

6か所あるので外していきます。

ワンダースワン本体画面C

ネジを外してカバーを取ると基板があらわれます。

この段階で酸っぱい臭いがしてきました。本当にビネガー(酢)の臭いがしますね。

ここから更に基板をはずして、液晶パネルがあるところまで分解をしていきます。

ワンダースワン本体画面D

まず2か所の赤丸で示したところにフックがあるので、持ち上げましょう。

すると簡単に回路(フレキシブルケーブル)が外れるようになります。

ワンダースワン本体画面E

基板が外れて液晶パネルが見えてきました。

ワンダースワン本体画面F

液晶パネルとワンダースワン本体を分離します。粘着テープで貼り付けてあるので、慎重にはがしていきます。

偏光フィルムを交換する

ワンダースワン本体画面H

ここから偏光フィルムを交換します。

写真では黒ずんだ部分が分かりづらいですが、新しい偏光フイルムを当ててみると、、、。

ワンダースワン本体画面I

黒ずみがハッキリと現れました。液晶パネルに貼りついた古い偏光フィルムを剥がしていきます。

これがとても時間がかかる作業になるので、覚悟をしていきましょう。

ワンダースワン本体画面J

同じくワンダースワン本体の液晶パネルに貼りついてした部分にも偏光フィルムで当ててみると、黒ずみが現れます。

これも剥がしてしまいます。ここの古い偏光フィルムは簡単に剥がれます。

ワンダースワン本体画面K

約1時間かけて古い偏光フィルムを剥がしているところです。

やっと半分くらい剥がせたでしょうか?

のりでしっかり貼りつけてあるので、少しずつしか剥がせないのです。

ワンダースワン本体画面L

約100分近くかけて、やっと綺麗に偏光フィルムを剥がせました。

液晶パネルを傷つけず慎重に偏光フィルムを剥がすので、とても時間がかかりました。

ワンダースワン本体画面M

新しい偏光フィルムを当てて、液晶が一番明るく映る角度をみつけます。

ワンダースワン本体画面N

一番明るく映る角度が分かったら、液晶パネルの大きさに合わせてカッターで切り取ります

新しい偏光フィルムには両面に保護フィルムが貼られているので、忘れずに剥がしておきましょう。

おわりに

ワンダースワン本体画面N

組み立てて完成です。液晶画面が綺麗によみがえりました。

ワンダースワン本体画面P

ゲーム画面も鮮やかに映るようになりました。

ワンダースワンの革新的なところは、横に持っても縦に持っても遊べるところですね。

レトロゲーム機は異常が起きたとしても、手を入れてあげることによって蘇らせることができます。

今回のようにビネガーシンドロームになった液晶ならば、偏光フィルムを交換をすることで綺麗な液晶に戻すことができるのです。

ということで「ワンダースワン」を修理してみました。

参考になってくれれば幸いです。

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